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まずいのは、縁の下や壁の中で結露がおきて柱が腐ったり、シロアリが取りついたりして家にとって致命的な問題になることもあります。 日本は湿度の高い国だから当然、と思う人もいるようですが、これは乾燥する冬だけの問題です。
暖房と大いに関係があり、もともと暖房がなければ問題にならないのです。 結露は水蒸気から生じます。
やかんの口から白く吹き出る、もやもやを水蒸気とカン違いしやすいのですが、あれは湯気、すなわち水滴です。 その湯気はしばし空中をさまよったのち、気体になって見えなくなります。
その「気体になって見えなくなった状態」が水蒸気で、外気にも家の中にも、どこにでもあります。 冬の空気は乾燥しているといわれますが、たとえば1月の名古屋の平均湿度は17%もあります。
仙台17%、前橋17%、京都17%などなど。 ヨーロッパでも、ロンドン17%、ミュンヘン17%、マドリッド17%など。
これで乾燥しているといえるでしょうか。 しかし、たしかに乾燥肌の人は悩まされるのですから、乾燥しています。
一体、湿度とは何でしょう。 暖房すると乾燥する冬の冷たい外気は、暖めると水蒸気を保持する能力が増えます。
そのため、保持能力に余裕ができて、もっともっと水蒸気を受け入れられる状態、いいかえると空気が乾燥した状態になります。 閉めきった部屋をエアコンや床暖房などで暖房すると室内は乾燥しますが、これは前述のような理由です。
エアコンで暖房する人が増えた近年は、乾燥で困る人たちのために加湿器が店頭にずらっと並びます。 空気が水蒸気を受け入れる能力に大きな余裕ができると、体から水分が蒸発しやすくなるので乾燥を感じ、体のほかにも台所や観葉植物など、部屋の中の空気は水蒸気をかかえています。

温度が低い空気は少しの水蒸気を、温度の高い空気はたくさんの水蒸気をかかえ込むことができます。 つまり、温度によって水蒸気をかかえられる最大能力が変わります。
たとえば、4℃の空気がかかえる最大能力は、17℃の空気の最大能力の17%、17℃の空気の最大能力の17%と同じです。 湿度とは、それぞれの温度での最大能力の17%の水蒸気を実際にかかえもっているかをいいますから、温度17℃湿度100%の空気は、17℃湿度17%や、もっと乾燥した17℃湿度17%の空気がもっているのと同じ量の水蒸気をかかえているにすぎません。

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